【転職スキル】自分らしく幸せなキャリアを築くための面接術

私はこれまで1度の新卒採用選考、3度の転職経験を持ちます。

転職に当たっては、転職エージェントの利用、ビズリーチ、直接応募、すべてを経験しています。

今回は、自分らしくキャリアの目的を叶える転職のポイント、間違わない転職のための準備の仕方を、私の経験を交えて、まとめてみました。

本記事では、以下のような面接の基本的なところについて、あまりエージェントでは語られないような経験則の目線でまとめています。
 

・面接での話し方がよく分からない
・面接に臨むときのマインド

 
私は、会計系の専門職(経理、財務、会計、監査、コンサル等)としてのキャリアの方が長いですが、割とどんな業界でも共通して言えることだと思っています。
 

【私の経歴】
・上場企業の情報システム部門に新卒入社
・会計士を取得して監査法人へ転職
・会計コンサルティング会社へ転職
・海外系コンサルティングファームへ転職

 
前回の自己分析編を踏まえ、私が面接の時に大事だと思う点を挙げます。
 

【面接の留意点】
①自分の言葉で語る
②準備してきたことは一度忘れる(暗記しようとしない)
③質問に対する答えを言う(会話をする)

 
面接は、自分という商品のセールスの場です。

自分が、「使える人間」だということをアピールしなければなりません。

そのためには、適切な自己分析の上に立った「言葉」で、「熱意」を持って、「語る」ということが大事です。

以下、深掘りしていきますね。
 

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目次

①自分の言葉で語る

では、面接で「熱意」を見せるとはどういうことでしょうか。

シンプルに言うと、しっかりと準備して、ビジョンが明確で、言っていることに矛盾がなく論理的であると面接官が感じるならば、それでもう十分に熱意は伝わっているはずです。

熱意とはその語りの中に垣間見える話し手の意思の強さのことであり、必ずしも情熱のようなものではないと思っています。

なぜならば、自分のことがしっかりと分かっていて、「これがやりたい!」という意思は、言葉の選択に大きく影響し、経験豊富な実務経験者である面接官の心に響くはずだからです。

面接時において、「言葉」が適切に選択されるためには、自己分析を十二分にやる必要があります。

では、準備してきた「言葉」をそのまま忠実に面接で表現すればよいでしょうか?

それも違うと個人的には感じています。

準備段階でパソコンなどにまとめた自己分析の結果を暗唱するということは、かえって、その熱意を伝える上では逆効果となります。

棒読みの台本のように感じてしまうからです。
そういうものに、誰が心を動かされるでしょうか…

②準備してきたことは忘れる(暗記しようとしない)

そこで重要なのが、準備してきた「言葉」を一度捨てるということです。

面接時に飛んできた質問に対して、答えるべき「言葉」を再構築するのです。

自己分析でストーリーを作ったり、会社の理解をしてきたりと、準備さえしっかりしていれば、面接では、必ず思いや考えを新しい言葉で再構築することができるはずです。

これまでたくさん考えてきた思いや考えがもうあなたの頭の中に貯めこまれている状態になっているはずだからです。

その際に、できるだけ話し言葉に近い言葉で語りかけるということです。

論理的で、失礼のない丁寧な言葉である必要はありますが、書き言葉でしか使わないような堅い表現ではなく、簡単で素直な表現をするということです。

これは、面接を実際に担当してことのある経験者も言っていたので、間違いのないことだと思います。

面接時に「言葉」を再構築なんてしていたら、淀みなく答えられないじゃないかと言う人がいるかもしれません。

でもそれは違います。
聞き苦しくなければ、淀みなく答えられなくてもいいとすら思っています。

つまり、面接というコミュニケーションを行っている以上、それは普通の会話の現象として、至極、自然なものだと言えます。

私には、むしろ、淀みなく台本の暗唱のように速答することの方が不自然に感じるのです。

③面接とは会話である


そして、重要なポイントもう一つ。
面接官の問いに対して返答するということです。

面接は「会話」です。

当たり前のことを言っていますが、実はできない人が多いのも事実です。

とはいえ、本来は難しことではありません。

深く考える必要はなく、普段、職場やクライアントとやっている、然るべき対話ができていれば問題ないのです。

例えば、

「今日、お昼に何食べたの?」と聞かれて、
「おいしかったです。」と答えるような、

ちぐはぐな返答をしてはいけません。

結構、こういう人多いです。会話してて。
そういう人は面接でも、必ずやらかしています。

面接官が一体何を聞いているのか、一瞬立ち止まって考えてもいいと思います。

つまり、先ほど書いたように、淀みなく答える必要などないのです。

質問と違ったことを答えるよりは、言葉を構築するための「一瞬の間」ができたほうがいいです。

この技術のもう少し高度な部分をチェックできるのが、グループディスカッション(GD)です。
ちなみに、私は新卒の就職活動でGDは経験しています。

相手の発言を踏まえて、その上に、自分の発言を積み上げる。そこにコミュニケーションが生まれます。

相手の言っていることを無視して、自分の言いたいことだけを投げかけるのであれば、それは対話であれませんし、何も建設的な議論ができません。

賛成でも、反対でもいいと思います。

必ず、「あなたの言ったことを受け取りました、踏まえた上で発言するよ」というメッセージを、明示的でも、明示的でなくても構わないので、それを含ませた上で自論を提示することです。

要は、キャッチボールですよね。

内容的に高尚な理論を述べる必要はないのです。これができるだけで、だいぶ差をつけられると私は思います。

意外な質問への対応方法

さて、ここで、不意を突かれるような、意外な質問が飛んできた時の対処について考えます。

実は、これも準備段階の自己分析さえしっかりしていれば、面接中に自分のことを見つめ直しながら「言葉」を再構築していくができるはずです。

それをゆっくりと、少し時間を使ってもいいから慎重に答えて何の問題もないと思います。

意外で意地悪な質問に対しては、基本的な志望理由と違い、100点の回答は求められていません。それは面接官が分かった上で質問しているのです。

要は、意外で意地悪な質問というのは、より人間の深い部分に迫る質問であるため、言葉を間違えると、ともすれば誤解を生む可能性のある質問だということです。

だから難しいのです。

だからこそ、自己分析をより深く行えているかが、ここでも重要になってくるのです。

等身大の自分で語る

あとは、ついついアピールする場だと、盛りすぎたり、ウソをつきがちです。

正直、昔は私もやったことがありますが、それで内定もらっても、急に不安になるだけでした。

それと、相手も結構わかるものです。

等身大に語るポイントの一つを書いておきます。

会話の中で、時々、あえて、自分には欠けているスキルというものも織り交ぜて話すことです。

その上で、「その代わり、こういうことはできます」ということをかなり具体的に説明してアピールします。

面接官は、採用しても使えない奴のリスクがあるので、本当のスキルセットや経験を知りたいはずです。

だから、「できること」と合わせて「できないこと」を聞くと少し安心したり、信用につながるという感覚があります。

もちろん、致命的なことは言ってはいけませんよ!

それもこれも、面接というものが、あくまで、自分を知ってもらう、相手を知る、という基本的な対話の場であるからです。

それを忘れると、とても一方通行なものになり、不自然なものになり、評価が難しくなります。

まとめ

私の経験から、大事だと思う面接のポイントをまとめてみました。

とはいえ、面接は水物。
むしろ、そういう会話を楽しもう、という意識が大事かもしれません。

以上、お役に立てれば幸いです。

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【職業】
❏ IT監査人 (公認会計士 / 公認情報システム監査人(CISA))
【コンセプト】
❏ このブログは、「自分らしく人生を豊かに生きる」を追求するべく、一人の公認会計士が試行錯誤してたどり着いたキャリア論や学習論を発信しています。
❏ 現役のIT監査人としての生の情報を公開するとともに、度々の転職経験と、受験や難関資格試験を経て得た学習の考え方をご参考ください。
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❏ 慶應義塾大学卒業後、上場会社の社内SEを経て、公認会計士を取得。金融機関及び上場会社のIT統制監査をメインに監査業務及びコンサルに従事。会計アドバイザリー、システムリスク評価支援なども経験。

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